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[[地名録]]
*ミラボア [#d29b58a9]
 ホープの出身地。~
 公式では知識の井戸と呼ばれる割れ目(とその下に広がる遺跡)の周囲にできた都市国家とだけある。~
 それ以上は、このキャンペーンのハウスルールです。~
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ミラボア
 知識の井戸を中心に広がるミラボアは、人口2万人ほどの小さな都市国家です。~
 長さ1キロ近く続く地割れは底知れぬ深さであり、現在調査を終えた階層まででも数十階を越えているといわれます。~
 南北に走るこの『井戸』を中心として、東西に楕円形に街が広がっています。そのため、便宜上は東区・西区と呼称されています。~
 『井戸』の傍には囲いが設けられ、砦としての役割を果たしています。開国初期には幾度となく『井戸』の中からの襲撃があり、蛮族やアンデッド・魔神による攻撃が防がれてきました。現在でも『井戸』からの大規模な襲撃に備える砦として兵団が常駐しています。(国から給与を支払われている戦闘集団を指す。職能は様々)~
 しかし離れた市街地の一角でも『井戸』に繋がる小さな地割れなどが発見されており、時折こちらからも蛮族が這い出してきたりといった報告があります。~

◆GM私見による予定~
王制ではあるが、貴族階級がはばを利かせているイメージではない。~
王の諮問機関として、高位魔法使いや冒険者などの実力者が所属する機関が存在。~
ナザールはそこに所属。~
 『井戸』の東側にはイクセル王が住む王宮があり、その更に東には国立の魔法学院があります。その周辺に私立大学や魔術師の塔が乱立しており、この東区はミラボアの政治と魔術研究の中心地となっています。~
 その他、学院に入学するために魔術の基礎を教える私塾なども多く存在し、タビットの自治区もこの東区の一角にあります。~
 また、ミラボアにはキルヒア神殿と協力して、街の各所で無料で基礎的な読み書き計算などを教える教室が存在しており、高い識字率を誇っています。こちらは東区よりも西区に多く点在しています。~

井戸の周囲に出来た都市というが、王宮と井戸の位置関係に悩み中。~
近いといざという時に、ナニか沸いて出て危険なのだが、実力的に考えるといっそ王宮と精鋭が近くに居て管理している方が効率的だろうか・・・おかしなモノ・良いモノが出てもわかりやすいから。~
 逆に西区で砦のすぐ外側に集まっているのは神殿群と冒険者御用達の商店です。~
 砦から程近い位置に、冒険者の店をはじめライダーギルドやマギテック協会などが集まっています。しかし魔術師ギルドはありません。これはイクセル王の父の時代から、ミラボアが『魔術の発展と解放』を謳ってきたためで、魔術師ギルドに相当する権能は魔法学院に集約されています。また他都市ではマギテック協会が運営している学校も国営の魔法学院に連動する形で、その一部門として運営されています。~
 更に西側には各種の神殿が並んでいます。ミラボアで最も崇められているのは賢神キルヒアですが、ライフォスを初めとしてその他の神殿も多く存在しています。かつて襲撃が頻発した時代に『井戸』から少し離れた場所に作られた神殿群ですが、現在はその間にすっかり冒険者達の活動域が入りこんでしまっています。~

 荒っぽい気性の冒険者や、学術探求以外に興味のない魔法使いが人口の大半を占めるミラボアでは、街の一角で喧嘩が始まったり火球が爆発したりといった事件もしょっちゅう起こっていますが、それほど治安は悪くありません。~
 これは国の中心から蛮族が襲撃してくる可能性の高い地形に対して、中心から外縁に至るまでを定期的に騎士団や神殿に加えて各区域の自警団などがパトロールしていることが一因にあげられます。~
 市街地での許可なしでの魔術の使用や抜剣は一応禁じられていますが、大事にならぬ限りは(死者がでない限りは)自己防衛のための行動は黙認されているのが現実です。身につけた魔術の実践をしたくてたまらないタビットの自主的警邏などが多いのも、犯罪防止に役立っていると囁かれています。~

*** 魔法学院[#ucef3919]
 かつて初代国王(現イクセル王の父)によって設立された国立の魔法学院。~
 希望者は試験に合格すれば誰でも入学可能。ただし学費は必要である。~
 それなりの額になるが自費で払えない者には奨学金の支給があり、才能さえあれば学院に入ることはミラボアで身を立てる近道といえる。~
 また金環・銀環の所持者(後述)からの紹介状があっても入学が認められる。~
 ある程度以上のレベルになると、自費生も含めて砦での勤務が斡旋されるようになり、手軽に学費を返す手段としても活用されている。~
 冒険をする際にも、院所属者であることは冒険者の店への確かな身元保証となる。~


*** 三つの環[#ucef3919]
◆賢人の環~
 国王の招聘によって不定期に行われる議会を賢人の環と呼ぶ。~
 高位魔法使いを中心に、ミラボアの有力者達によって行われており、国家全体に関わる内容であることが多い。~
 この会議に常に参加する権利を持つ者は、金製の環(リング)を所持している。~
 また、彼らはいつでも登城して王に謁見を申し込む権利を保証されている。~
 金環には身分を示す文字が刻まれており、印章としても使用できる。~
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王の下にすぐ文官・武官の官僚がいる・・・という政治形態を何といったか。~
王様だけで執務を行っていると非常に不安なので(すみません)宰相を設定予定。~


◆魔法使いの環~
 魔法学院の所属者の中でも、有益な研究を行っているとして国に認定された者は、学院の書庫を自由に使う権利と研究室や研究費用が与えられる。~
 彼らは銀色の環(リング)を身分証として所持している(錆びない材質……プラチナとか?)~
 この銀環を魔法の発動体として使用している者も多い。~
 銀環には所持者の名前や所属研究室などが刻み込まれており、印章としても使用できる。~
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◆冒険者の環~
 ミラボア周辺で最も有名な遺跡は、他ならぬ知識の井戸である。~
 この遺跡は国家によって管理されており、深くまで潜るには許可が必要となる。~
 各冒険者の店によって、井戸に潜れる実力を認められた者には銅色の環(リング)が渡される。これらは発動体としての加工も可能である。また、所持していれば常に装備する必要はない。~

 これは国家による遺跡占有というより、冒険者の安全のための規則とされている。~
 井戸の上層部はミラボアによって管理されており、約5階層ごとに管理拠点が存在する。~
 そこを超えて下層に潜る際には、銅環を示す必要がある。~
 銅環の表面には、何層目までの探索が認められているか刻み込まれている。~